Weiss Ratings(ワイスレーティングス)の口コミを分析！投資詐欺サイトなのか徹底検証

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は、1971年創業のアメリカの独立系格付機関で株式やETF、投資信託など幅広い金融商品の格付を行っている会社です。

投資レポートを配信しており、内容はランキングを含む格付け記事や企業の独自評価といった内容になっています。

 

米国本国のレビューサイトによる評判は決して高くなく、1つ星評価が半数を占めています。

 

 

日本では、株式会社インベストメントカレッジがWeiss Ratings(ワイスレーティングス)を翻訳したレポートを有料配信しています。

サービス名は「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)」と、米国本国の会社名に由来しているのか同じ名称です。

 

本記事では、Weiss Ratings(ワイスレーティングス)と、インベストカレッジが運営しているサービス『Weiss Ratings(ワイスレーティングス)』についてそれぞれ分析をしました。

 

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)のレポートですが、積極的に周りの方にお勧めしないだろうなと思いました。

記載内容には日本のネット証券では取扱いのない銘柄も含まれており、すべてが役立つわけではありません。

 

また、レポートの内容は主に経済ニュースや論理感といったものが中心になっています。

さらに詳しく分析・解説を以下でしていますので、もう少し詳しく知りたい！という方はぜひこのまま読み進めてください。

 

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)の口コミや評判は？

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)を利用している人の口コミを見てみました。

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)良い口コミ

 

良い口コミは主にスタッフの対応や、個別フォローが充実していることに対して記載されていました。

 

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)悪い口コミ

 

対して悪い口コミには、レポートやWeiss Ratings(ワイスレーティングス)のレポート内容に対する批判が投稿されていました。

講読した方は物足りないと感じたり、想像していた内容と実際に目にしたものが違うことから低い評価をする傾向があるようです。

 

 

 

これらの口コミを読んで、Weiss Ratings(ワイスレーティングス)について確認したほうがいいと感じたのは下記の2点です。

 

 

格付け機関：Weiss Ratings(ワイスレーティングス)について

 

まずは、米国本国の格付け機関Weiss Ratings(ワイスレーティングス)について調べました。

WeissRatings(ワイスレーティング)　会社概要

 

会社名	Weiss Ratings,LLC
サイトURL	https://www.weissratings.com
所在地	4400 Northcorp Pkwy Palm Beach Gardens、FL 33410-9998
創業者	Martin D. Weiss, Ph.D.
口コミ評価	検証中

 

親会社であるWeiss Group,LLCが1971年に創業されていますが、当時はまだ格付けを行っておらず米国の銀行レビューを行っていました。

格付け事業を開始したのは1987年からで、1994年に現在のWeiss Ratings,LLCとして独立法人が設置されています。

 

行政処分について

 

実は、Weiss Ratings,LLCは米国で2006年に無登録の投資顧問会社の運営、および著しく虚偽で誤解を招くマーケティング資料の作成・配布に関連した「1940年投資顧問法違反」という不祥事を起こしていました。

 

米国本国での事象のため、情報が少ないためこれ以上のことを調べることはできませんでした。

ですが、現在も業務を行っているので行政処分に対し、是正され運用を続けていると思われます。

 

株式会社インベストメントカレッジについて

 

日本語でWeiss Ratings(ワイスレーティングス)のレポートを見る機会があれば、それは江崎孝彦氏が代表を務める株式会社インベストメントカレッジにて翻訳されたものです。

株式会社インベストメントカレッジは、Weiss Ratings(ワイスレーティングス)とライセンス契約しレポートを日本語に訳して有料配信しています。

 

米国本国のサービス開始は1987年ですが、日本でのサービスの歴史はまだ浅く2020年6月から事業を開始していました。

 

江崎孝彦氏について

 

株式会社インベストメントカレッジの代表取締役は江崎孝彦氏です。

江崎孝彦氏のプロフィールを見る限り、投資事業に携わっていた経歴等がないようです。

 

1979年大阪にて誕生。

大学卒業後、大手通信企業に入社。

ダイレクト・マーケティングに惹かれ、ダイレクト出版の現代表取締役の小川の経営していた前企業に入社し、小川と出会う。

2006年に小川と共にダイレクト出版を創業。

現在はダイレクト出版のグループ会社の株式会社インベストメントカレッジで代表取締役を務めている。

 

株サイトの代表取締役などはアナリストや業界経験者が多い中、江崎孝彦氏は稀な存在だといえますね。

 

江崎孝彦氏のYouTubeチャンネル

 

江崎孝彦氏は自身のYouTubeチャンネルを持っているようです。

配信内容は、株式会社インベストメントカレッジの利用者に向けたものでした。

 

サービス内容についてや、江崎孝彦氏の思想にも触れていますので実際にサービスを利用していない方が見ても理解できると思います。

 

動画は1本しかアップされていないので、定期的に配信するようなチャンネルではないようですね。

 

江崎孝彦：インベストメントカレッジの行政処分

 

インベストカレッジは、過去に金商登録を行わないまま投資運用業を行なっていたとして、行政処分の勧告を受けていました。

現在は業務改善命令を受けて、運営体制は見直し真摯に対応をしているようです。

 

その他、株式会社インベストメントカレッジについては下記にて詳しく検証しているので、あわせてご覧ください。

 

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)レポートレビュー

 

株式会社インベストメントカレッジが有料配信しているレポート「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)」のレビューをしていきたいと思います。

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は企業やスポンサーから補償といった金銭的な援助を受けていないため、公平な投資情報を配信しているそうです。

 

ですが、率直にお伝えすると、Weiss Ratings(ワイスレーティングス)のレポートは投資の参考にはならないと感じました。

なぜなら、紹介されている内容は企業分析、自己啓発などの考え方が主に記載されているからです。

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は、知識を増やしたいという方には役立つと思います。

ですが、投資をする上で記載の銘柄が有効と判断はできません。

 

インターネットで世界中の情報が手に入りますので、情報収集を効率よくしたい方には調べる労力が少なく済むといった利便性を感じることはできるでしょう。

レポートは年間契約で購読料は約1万円ですから、手が出せないほど高額ではありません。

 

ただし、購読した場合は他のサービスやオプションを進められる可能性がありますので、注意が必要ですね。

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は悪徳詐欺サイト？

 

Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は悪徳詐欺サイトというわけではありませんが、優良株サイトとして推奨することはできません。

過去に行政処分となっていますが現在は是正されていることや、企業などから援助を受けていないことで公平な投資情報を分析できる点は魅力です。

 

米国経済の情報を日本語に訳して配信される、株式会社インベストメントカレッジが行っているレポート配信も気軽に米国情勢を知ることができる点は評価できると思いました。

ですが、実際にレポートに記載の銘柄は利益を約束した情報ではありません。

 

あくまでも、配信される情報は企業分析や経済ニュース、話題作りのネタなどの知識を得るためのように感じました。

米国投資家のWeiss Ratings(ワイスレーティングス)に対する評判も、決して良いとは言えない状況です。

 

以上のことから、Weiss Ratings(ワイスレーティングス)はお勧めしません。