ニコラスグールドは信用できない？口コミ評判を分析し徹底検証

 

グローバルマーケットで20年間トレーディングの経験を積んだ、現役のプロトレーダー『ニコラスグールド（Nick Goold）』氏について今回は取り上げていきたいと思います。

ニコラスグールド氏は、2009年に元々憧れを抱いていた日本に移住し、個人投資家向けの投資スクール「Turn Trading（ターントレーディング）」という会社を設立した人物です。

 

彼の評判をネットでみるかぎり、過去に出版した著書の口コミや投資の学校プレミアムでの口コミが多いようですが、その実態を探ってみたところ内容が薄いといった投稿がいくつかあるようです。

それではまず、分析結果から見ていきたいと思います。

 

 

このような結論に至りました。

ニコラスグールド氏は、ニューヨークの大手投資銀行で長年株式ディーラーを務めていた人物のようですが、そこでどのような実績を残したのかなどは一切公開していないようです。

 

なので、一見経歴だけみれば凄腕のトレーダーのようにも見えますが、その実力が本物なのか見定める根拠が何もないので、「信用できない」といったコメントがあるのも当然と言えば当然なのかもしれません。

 

 

 

ニコラスグールドのプロフィール・経歴

 

ニコラスグールド氏は、元リーマンブラザーズの天才ディーラーと呼ばれる人物で、現在は投資の学校プレミアムでセミナーを行ったり、投資スクール「Turn Trading」の代表を務めたりとその活動は多岐に渡るようです。

その他にも、プロトレーダー入門というFXに関する著書をいくつか出版するなど、投資初心者に向けたいくつかのサービスの提供も行っています。

 

ちなみに、Youtubeやツイッターでニコラスグールド氏について検索してみたところ、過去にフジトミ証券とのタイアップ企画を行ったり、海外のFX取引会社のTitan FXでインタビューを受けるなどメディアへの露出も精力的に行っているみたいです。

なお、SNSの個人アカウントは無いようで、あるのは自身の会社である「Turn Trading」の公式アカウントのみとなっています。

 

→「Turn Trading」の公式Twitter（X）

 

ニコラスグールドの経歴

 

本名は、ニコラス・ジョン・グールド。1990年にタスマニア大学（オーストラリア）を卒業し、経済と金融の学位を取得し、同年、マッコーリー・バンク・シドニーで商品取引とFX取引を開始。2005年にロンドン支店に移籍。2008年にはロンドンの世界最王手の投資銀行であった、リーマンブラザーズに入社。トレーダーとして働いている間、名だたる世界のヘッジファンドや投資銀行とディーリングを経験。2014年から「日本人プロトレーダーを輩出すること」をライフワークとし、それを実現するための投資教育とテクノロジー研究を開始した。

 

 

ニコラスグールド氏は、経歴にもあるように「日本人プロトレーダーを輩出すること」を実現するため、自身の会社であるTurn Trading株式会社で投資スクールの運営を行っています。

しかし、実際のところTurn Tradingを運営する目的は、Turn Trading株式会社のプロディーラーとして活躍してくれる人材を育成する事だとされており、このスクールで万が一生徒が損失を出したとしてもトレーダーは損失を負う事は無いそうです。

 

また、Turn Trading株式会社は、自社の資金を使ってディーリングを専門に行うプロップファームで、投資家から資金を集め運用するヘッジファンドとは違い、Turn Tradingで指導を受けた生徒は同社で後々資金運用を任されると言います。

 

 

ニコラスグールドが提供するサービスとは？

 

ニコラスグールド氏が行っているサービスについて調査してみました。

ネットで調査してみたところ、現状以下の数点のサービスを確認することが出来ました。

 

Turn Trading	個人投資家が自身のトレーディングパフォーマンスを追跡できるように教育とテクノロジーを提供。	初月2週間：5,000円（税込み） それ以降は1カ月25,000円（税込み）
ニコラス・グールドブログ	投資の学校プレミアムで提供。安定した成績を収めるためのメンタルコントロールや手法を解説。	無料
ニコラス・グールドウェブセミナー	投資の学校プレミアムで提供。勝率100％でなくても勝てる、プロが実践するトレーディング方法がわかる。	無料
各種著書	これまで4冊の株式投資、FXに関する著書を出版。	書籍により異なる

 

ニコラスグールド氏が行っている主なサービスについて取り上げてみました。

彼が行っているサービスは、無料なものから有料なものまであり、メインとなるTurn Tradingは初月から5,000円の費用が発生します。

 

ちなみに、投資の学校プレミアムで提供されているブログに関しては、2018年から更新がストップされており今後いつ再開されるかなどは不明となっています。

※投資の学校プレミアムといえば、前に調査を行った小次郎講師も過去にセミナーの提供を行っていたことが分かっています。

 

しかし問題なのは、ニコラスグールド氏の提供サービスの質が悪いなどという投稿がネットで目立っており、サポートが適当だったり、ブログのように途中でやめてしまったりと何かと中途半端な事が多いようです。

 

※投資の学校プレミアムの関連記事↓

 

 

Turn Tradingの評判が悪い？

 

先ほどもお伝えした通り、ニコラスグールド氏のTurn Tradingはネットの口コミ評判があまり良くはありません。

というのも、彼がTurn Tradingでプロのトレーダーを育成する理由は、自社で雇用するためのプロディーラーを育てる事であり、公式サイトには「初心者が～」「未経験者でも～」などとは書かれていますが生半可な気持ちで利用を開始した人がことごとく退会している事が原因のようです。

 

ただ、教えて貰える内容が完全に参考にならないという訳ではなく、ノーリスクで投資会社の専属トレーダーになれるチャンスには違いないので、悪質会社にお金をつぎ込むよりかはメリットがある気もします。

 

Turn Tradingの口コミ

 

 

Turn Tradingの気になる口コミを集めてみました。

上記から分かる事は、Turn Tradingを利用したからといって、誰でも同じように稼げるようになるわけでは無いという点です。

 

中には、「書籍での宣伝・集客方法が悪質だ」というコメントもありましたが、そのせいで本の内容が薄っぺらくなっているらしく、批判的な口コミを集める原因のひとつとなっているようです。

しかし、ニコラスグールド氏が行っているサービスは、投資初心者は稼ぐ事は難しいですが、個人レベルで知識も豊富である程度の実践経験がある方になら利用価値はまだある気もします。

 

金融庁から警告を受けた事がある？

 

ニコラスグールド氏について色々と調査していたら、Twitter（X）で悪徳会社として聞いた事がある海外のFX証券アプリの名前を目にしました。

 

 

Titan FXとは、オーストラリアの東側、ニューカレドニアのさらに東にある島国のバヌアツという場所で運営するFX取引会社です。

ちなみに、このTitan FXはセイシェル島で取得したオフショアライセンスを持ってはいますが、日本国内に無断でサービスを提供してたため、金融庁により店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていた事に対し警告を受けた会社でもあります。

 

 

ニコラスグールド氏は、あくまでもTitan FXのインタビューを受けただけですが、Titan FXの所在地と同じオーストラリアの大学を卒業している事もあり、ネットで危険視されている会社と何かしらの関係があると言えます。

なので、厳密にいえばニコラスグールド氏が金融庁から警告を受けたわけでは無く、彼が関わりを持つ会社が違反行為をしていたという事のようです。

 

ニコラスグールドは信用できる？検証まとめ

 

今回は、自身の会社でTurn Tradingという投資スクールを提供している、「ニコラスグールド」についての検証を行いました。

ニコラスグールド氏は、Turn Tradingの他にも投資の学校プレミアムでセミナーを行ったり、ブログの提供をする人物ですが、何かと中途半端な性格なようでTurn Trading以外は現状放置状態となっています。

 

また、これまで著書もを冊ほど出版してはいますが、Turn Tradingの宣伝・集客ばかりがメインとなってしまい、肝心の書籍の内容が薄っぺらいなどの口コミがある事も分かりました。

 

 

結論をいうと、ニコラスグールド氏は詐欺などは行っていませんが、投資の実力を示す根拠もなく、彼が提供するサービスを利用したからといって稼げるようになるものでは無いようです。

また、Turn Tradingの公式サイトには若干の誇大な表現も含まれており、運営する会社もレンタルオフィスだったりと、ネット上に「信用できない」という投稿がある事にも正直納得が出来ました。

 

もし、ニコラスグールド氏のサービスを今後利用しようと考えているのであれば、じっくり検討した上でご利用することをおすすめします。