目次
50社以上からなるフリージアグループのオーナーであり、その手腕から「秋葉原の風雲児」と呼ばれている『佐々木ベジ』氏について今回は取り上げていきたいと思います。
・佐々木ベジの経歴
・佐々木ベジが「乗っ取り屋」と呼ばれる理由
・佐々木ベジの裁判歴
・佐々木ベジの投資手法とその銘柄
佐々木ベジ氏は、経営難の企業再生に特化した「再生請負人」としても知られている人物であり、建設業、不動産業、ブライダル関連、ファッション業など、幅広い業種の企業再生を手がけています。
現在に至っては、フリージア・マクロス株式会社と技研興業株式会社のオーナー、夢みつけ隊株式会社の代表取締役社長を務めており、日本の著名な実業家・資本家として幅広い活動を行っています。
一方で、彼のこれまでの複数の企業買収に対し、ネットでは悪い意味で「乗っ取り」という意見があるようで、そういった怪しげな噂についても調査していきたいと思います。
佐々木ベジのプロフィール・経歴
佐々木ベジ氏は、東京都の青ヶ島村出身、1955年9月26日生まれの現在69歳で、日本の実業家、資本家として活躍する人物です。
彼は、東証スタンダードに上場しているフリージア・マクロス株式会社および技研興業株式会社両社のオーナーでもあり、その他にも夢みつけ隊株式会社の代表取締役社長も務めています。
企業経営歴は約40年と長く、ここ15年程は様々な業態の中小企業の再建に尽力しているという佐々木ベジ氏の異名「不振・倒産企業の再生請負人」。
実業家としての出発地点が秋葉原であったことから、「秋葉原の風雲児」とも呼ばれているようですが、その本質は過去15年ほどで30社以上の民事再生企業に携わり再生指導を行ってきた手腕にあるようです。
佐々木ベジの経歴
年代 | 内容 |
1974年 | 家電販売店に就職 |
1975年 | 秋葉原で「フリージア家電」を設立。 |
1978年 | 事業を法人化し、通信販売を開始。これにより事業が急成長。 |
1989年 | 年商200億円を超える大企業に成長 |
2016年 | 自ら再生した自動車とロボット関連会社ダイトーエムイー株式会社を台湾市場に上場 |
2017年 | ソレキアの株式公開買付(TOB)を実施し、富士通との買収合戦を展開 |
2020年 | 婦人服大手ラピーヌの代表取締役社長に就任 |
佐々木ベジ氏は、自身の経営哲学を抱えており、「左手で作って右手で売る」という基本原則の基、どんな事業でも同じ原則で運営可能と考える事でこれまで数多くの成功を収めてきました。
中でも、日本だけでなく海外でも特許登録されている先進的なビジネスモデル『配給システム』により、機械の標準化、生産の同期化を徹底したことで、フリージア・マクロス社の再建に成功したとありました。
フリージアマクロス社は、引き受けを行った1991年頃、当時87億円の債務超過の状態が続いていましたが、2006年にはプラスに転換させ、現在では上場企業のグループとして時価総額が数百億円を超える企業となっています。
佐々木ベジが「乗っ取り屋」と呼ばれる理由は
結論を言ってしまうと、佐々木ベジ氏が「乗っ取り屋」と呼ばれる理由は明確であり、TOB(株式公開買付)を使った企業買収が得意なことから来ているようです。
参考元:日経ビジネス
少し掘り下げて話しをしていきますが、事の発端は2017年に電子部品商社のソレキアに対して敵対的TOBを仕掛けたのが始まりであり、買付価格を引き上げたり期間を延長したりとソレキアの株式33.69%を取得し筆頭株主となります。
まさにこの行為が「乗っ取り」と捉えられたようですが、彼がそう呼ばれるには他にも原因があるようで、例えばTOBで勝ち取った会社の経理部門を自社ビルに移転させたり、「承認スペース」なるものを設けて支出を明確に管理させたりと経営手法が厳しい人物としても有名です。
他にも、もともと居た役員に対し罵倒を行ったり、承認していない支出を「不正経理」扱いしたりするなど、実際に佐々木ベジ氏のせいで退職者が続出している背景もあるみたいですね。
佐々木ベジは複数の裁判に関与
そんな「乗っ取り屋」と呼ばれる佐々木ベジ氏ですが、これまで企業買収においていくつか法的争いをしているようです。
裁判 | 内容 |
ソレキア株式の裁判 | 2017年ソレキアへの敵対的TOBの際、佐々木ベジと富士通の間で買収競争に発展した裁判 |
日邦産業株式の裁判 | 2021年フリージア・マクロス社が日邦産業に対してTOBを行った際の裁判 |
株主総会での議決権行使に関する裁判 | フリージア・マクロスが日邦産業の株主総会で自社の議決権行使が意図的に除外された可能性があるとして訴訟した裁判 |
買収防衛策の適法性をめぐる裁判 | フリージア・マクロス社が日邦産業に対し導入した買収防衛策について差別性があると指摘しおきた裁判 |
これらの裁判は、佐々木ベジ氏の企業買収手法と、対象企業の防衛策との間の法的争いを起こし、起こされているようです。
ただ、具体的な裁判の内容まではネットで公開されておらず、表面的に彼がこれら裁判に関わってきたことだけが確認できるという状態にあるようです。
佐々木ベジの投資手法は?保有する銘柄とは
佐々木ベジ氏は投資家としてもその名を馳せており、その投資手法とは非効率経営企業や経営破綻企業を対象とし、積極的なTOB戦略と独自の経営改革を通じて企業価値の向上を目指すものと言われています。
具体的に述べると、①非効率経営企業を狙う、②PBR(0.5倍以下)の低い企業に注目、③積極的なTOB戦略を取ることにあるようです。
佐々木ベジの保有銘柄
会社名 | 保有額 (百万円) | 保有株式数 (千株) | 保有割合 (%) |
【9867】ソレキア | 1,138 | 190.999 | 22.07 |
【2673】夢みつけ隊 | 533 | 5,334.0 | 52.7 |
【6343】フリージア・マクロス | 28 | 298.0 | 0.66 |
【1443】技研HD | 5 | 27.0 | 0.17 |
引用元:バフェット・コード
佐々木ベジ氏は、基本的に自分が代表を務めてる会社の株を持ってるようで、中でも特に目立つのが「ソレキア」と「夢みつけ隊」です。
ソレキアに至っては、先ほども紹介した通り、富士通との激しい買収合戦によりTOB価格をどんどん引き上げ、最終的に22%以上の株式を取得し今も持ち続けています。
夢みつけ隊は、過半数超えの52%以上保有しており、彼が持つ銘柄はネットで「佐々木ベジ銘柄」と呼ばれているようで、独特な手法と分析力には今も多くの投資家から注目を集めています。
佐々木ベジは何者?乗っ取り疑惑を調査!検証まとめ
今回は、50社以上からなるフリージアグループのオーナーであり、その手腕から「秋葉原の風雲児」と呼ばれている『佐々木ベジ』氏にについて検証を行いました。
佐々木ベジ氏は、日本を代表する投資家・実業家として知名度の高い人物であり、主に企業の買収と再生を生業とし、これまで30をも超える会社の経営難を奪回してきました。
そんな彼は、ネットで色々な異名があるようで、中でも2017年に富士通と争ったソレキアへの敵対的TOBにより「乗っ取り屋」と呼ばれるようになってしまったことが明らかとなっています。
検証の結果、佐々木ベジ氏は日本のビジネス界に一石を投じる存在として注目されてる人物であり、その行動力と経営哲学は賛否両論あるものの成果として素晴らしい経歴の持ち主であることが分かりました。
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佐々木ベジの口コミ・評判
佐々木ベジの口コミの投稿はこちら
佐々木ベジの会社概要・口コミ評価
サイト名 | 佐々木ベジ |
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サイトURL | http://group.freesia.co.jp/index.html |
運営会社名 | フリージアマクロス株式会社 |
所在地 | 東京都千代田神田東松下町17 |
代表取締役 | 佐々木べジ |
電話番号 | 03-6635-1830 |
Eメールアドレス | 不明 |
口コミ評価 | 検証中 |